GOSAT-2のミッション
二酸化炭素(CO2)やメタン(CH4)に代表される温室効果ガスの大気中濃度の増加は、地球の気候を左右する要因のひとつと考えられており、これらの 温室効果ガスの濃度観測は現在多くの国で行われています。
しかし、温室効果ガスの濃度は地域的に不均一で、また濃度測定のための地上局が不足していることもあり、これらのガスの フラックス(吸収排出量)の推定値にはこれまで大きな不確実性が伴っていました。
GOSAT(温室効果ガス観測技術衛星、「いぶき」)は2009年1月に打ち上げられた温室効果ガス測定専用の日本の衛星で、すでに8年以上にわたって全球のCO2やCH4の濃度を観測しています。また20カ国以上の科学者がGOSATデータを研究に使用しており、その成果は多数の論文として公表されています。
GOSAT-2(温室効果ガス観測技術衛星2号)はGOSATの後継機であり、5年の設計寿命を持ち、2018年10月29日に打ち上げられました。
GOSAT-2のミッションは、以下のとおりです。
Updated: March 2, 2017